2025/03/05 15:23


日本語には、美しい花々を表す漢字が数多く存在します。 しかし、中には「読めるけれど書けない」、または「そもそも読めない」難読漢字もあります。 普段、花の名前はカタカナやひらがなで書かれることが多いため、いざ漢字で書こうとすると戸惑うことも少なくありません。 例えば、「バラ」は「薔薇」、「アジサイ」は「紫陽花」と書きますが、すぐに書ける人は少ないでしょう。 実は、花の漢字にはその由来や歴史、文化的な背景が詰まっています。 本記事では、そんな難しいお花の漢字を5つ厳選し、それぞれの意味や雑学を詳しく解説します。


目次
難しいお花の漢字5選
・薔薇(バラ)
茉莉花(ジャスミン)
蒲公英(タンポポ)
紫陽花(アジサイ)
向日葵(ヒマワリ)
まとめ


難しいお花の漢字5選


薔薇(バラ)


読み方: ばら

解説:

「バラ」といえば、美しく気品のある花の代表格です。 しかし「薔薇」という漢字は、非常に画数が多く難しい漢字としても有名です。 「薔薇」という表記は中国由来で、もともとはバラ科の植物全般を指していました。 「薔」には「かおる」「つる性植物」の意味 「薇」には「ぜんまい」「シダ類」の意味 また、バラにはトゲがあることから、「茨(いばら)」という漢字も使われることがあります。 「茨の道(困難な道)」という表現は、バラのトゲが多いことに由来しています。


茉莉花(ジャスミン)


読み方: まつりか

解説:

ジャスミンは、香り高い花として世界中で愛されています。 漢字では「茉莉花」と書きます。 「茉」と「莉」はどちらもジャスミンの仲間を指す漢字 特に「莉」は「香りのよい花」を意味する 中国では「茉莉花茶(ジャスミン茶)」が広く親しまれ、香水やアロマテラピーにも使われています。 甘い香りを漂わせるのが特徴で、「香りの王様」と呼ばれることもあります。


蒲公英(タンポポ)


読み方: たんぽぽ

解説:

春の訪れを告げる可愛らしい花タンポポ。 漢字では「蒲公英」と書きます。 「蒲(がま)」は湿地に生える植物を指す 「公英」は放射状に広がる花の形を表す タンポポの綿毛が風に乗って飛んでいく様子から、「広がる」という意味が込められているとも考えられます。 また、日本ではタンポポが薬草としても利用されてきました。 根を乾燥させた「タンポポコーヒー」はカフェインレスの代替飲料として人気があります。


紫陽花(アジサイ)


読み方: あじさい

解説:

梅雨の風物詩・アジサイを漢字で書くと「紫陽花」です。 しかし、実はこの漢字はもともと中国で別の花を指していた言葉でした。 「紫陽」は紫色の美しい花を連想させる 「花」はそのまま花を意味する 日本では、アジサイが小さな花をたくさん集めたように咲くことから、「集真藍(あづさい)」と呼ばれていました。これが転じて「アジサイ」となったといわれています。 また、アジサイは土壌の酸度によって花の色が変わることでも有名です。 酸性の土 → 青系の花 アルカリ性の土 → 赤系の花 この性質から、アジサイは「移り気な花」とも言われています。


向日葵(ヒマワリ)


読み方: ひまわり

解説:

夏の象徴ヒマワリは、漢字で「向日葵」と書きます。 ヒマワリの若い花は、太陽を追いかけるように向きを変えることで知られています。 この性質は「向日性」と呼ばれ、英語でも「Sunflower(太陽の花)」と名付けられました。 「向日」は太陽の方向を向く性質を表す 「葵」はアオイ科の植物を指す また、ヒマワリの種には豊富な栄養が含まれており、食用や油の原料としても活用されています。戦後の日本では、ヒマワリの種が貴重な栄養源として食べられていた歴史もあります


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まとめ


あなたの好きなお花はありましたか? 今回は「バラ・ジャスミン・タンポポ・アジサイ・ヒマワリ」の5つの難しいお花の漢字を紹介しました。 漢字には花の特徴や歴史、文化が込められており、知れば知るほど奥深いものです。 ぜひPOKでお気に入りのお花の漢字Tシャツを見つけください。